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フラダンス・タヒチアンダンスの種類・特徴

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フラダンスとタヒチアンダンスはそれぞれ衣装も動きも似ているため、全て同じダンスだと思われがちですが、実はその中でもいくつかの種類に分かれています。

フラダンス:フラ・カヒコ

古典フラと呼ばれ、カヒコとは現地の言葉で「はるか昔の」というような意味の言葉です。
ハワイ王朝における宗教的な部分を起源とし、神にささげる神聖な踊りとされていました。
元々は男性が打楽器に合わせて力強く踊るもので、振り付けもシンプルなもの中心。修行や訓練を積んだ、選ばれた男性しか踊る事を許されていなかったそうです。
神聖なものであるため化粧やアクセサリーはせず、自然の植物で作った衣装を身につけます。
また、ウクレレなどによる音楽ではなく、打楽器のリズムとメレと呼ばれる歌に合わせて踊る形式が特徴的です。

フラダンス:フラ・アウアナ

一般的にフラダンスと聞いて思い浮かべるのはこちらのアウアナで、アウアナとは「新しいスタイルの」という意味の言葉です。
カヒコと異なりドレス(ムームー)や化粧で着飾り、ウクレレやギターなどで奏でるハワイアンミュージックに合わせて優雅に踊るダンスで、初心者でも入りやすいダンスです。

タヒチアンダンス:オデア

フラダンスのカヒコと同様、宗教的な意味を持つダンスで、打楽器の音に合わせた力強いステップが特徴的です。
一般的にタヒチアンダンスというとこのオデアを思い浮かべる事が多く、タヒチアンダンスのショーなどで踊られる腰を激しく振るようなダンスはこれにあたります。
カヒコは神聖なもののため衣装などを華美なものにしませんが、オデアは衣装も華やかなものが多いです。

タヒチアンダンス:アパリマ

タヒチ語で、アパは「踊る」、リマは「手」という意味で、手の動きで歌の内容を表現する踊りです。
フラ・アウアナと近いですが、アウアナはゆっくりとした曲で優雅に踊るのに対し、ギターやウクレレなどによって演奏するアップテンポの曲に合わせて、陽気に踊るのが特徴的です。

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