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ストリートダンスの種類・特徴

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ストリートダンスとは路上で自由に踊るダンス全般の事を指し、社交ダンス(ボールルームダンス)のようにダンスホールで踊るようなダンスや、バレエやベリーダンスのように観客に見せるダンス(ショーダンス)ではないものの事です。
ストリートダンスと一口に言っても、ステップやフリ、音楽の違いなどによってその種類は様々。分類の方法は場合によって変わってきますが、主な特徴から大体以下の種類に分類されます。

HIPHOP ヒップホップ

元々はヒップホップ=70年代にアメリカで生まれたブラックカルチャー全般の事で、ラップやDJといった文化の事をさします。 そのため、ヒップホップをダンスの種類としてではなく文化の総称として考えると、ストリートダンスは全てヒップホップとえます。

ダンスの種類としてのヒップホップは、ブレイクダンスとソウルダンスを融合したもので、比較的新しいスタイルのものです。
動きとしてはアップ、ダウンのリズムの取り方を基本としていて、ランニングマンやクラブステップといったような大き目の動きをする動作が多いダンスです。

BREAKIN' ブレイキン・ブレイクダンス

ブレイキンは頭や背中で回転したり、腕一本で逆立ちしたりなどの大技が多いのが特徴で、ダンスバトルは主にブレイキンで行われます。 ブレイキンは立った状態で踊る「エントリー」、屈んだ状態で足を動かす「フットワーク」、頭で回ったり跳ねたりの「パワームーブ」、逆立ちなどの状態から静止する「フリーズ」という四つの要素から成り立つ。
ヒップホップにおけるダンスは元々このブレイクダンスから発生したもので、ギャングが抗争をまとめる際に銃撃戦の代わりとしてブレイクダンスによるバトルを用いたのが元と言われています。
B-BOYという言葉は元々このブレイクダンスを踊る人物の事を指しています。

JAZZ ジャズ

バレエダンスの動きをベースに、ジャズミュージックに合わせて踊るダンスの事をジャズダンスと言いますが、現在ではジャズミュージックの細分化や変化などの影響を受けジャズミュージックに限らず様々な音楽で踊られています。
タレントやアーティストなどが踊るショーダンスの多くはジャズダンスがベースとなっており、ストリートダンスというよりかはショーダンスとしての認識が強いダンスです。

POPPIN' ポッピン

POPとは弾くという意味で、筋肉を弾かせる事が名前の由来。「筋肉を弾かせる」というのは力強い動きをするというわけではなく、筋肉を収縮させて動きを止めたり、体の一部分の筋肉だけを意識して動かすような事を指します。
パントマイムやロボットダンスの動きを発展させたものとされ、人間でないような不思議な動作が特徴的です。

LOCKIN ロッキン

lockとは錠の事で、激しい動きから突然動きを止めてポーズをとる(ロックする)のが特徴です。
元々はドン・キャンベルロックという人物が考案したとされ、キャンベルロッキングという言葉からロッキングという名称になったとも言われています。
動きに決まったパターンが多く、止める動作で魅せるためストリートダンスの中では大人数で踊るのに向いているダンスです。

HOUSE ハウス

ディスコダンスの一つで、ハウス・ミュージックと共にアメリカで発祥したダンスです。
他のダンスと比べ早いリズムの曲で踊る事が多く、足を高速で動かす動きが特徴です。

さらに細かいジャンルや、それぞれの組み合わせ(ヒップホップ・ジャズなど)を含めるとジャンルは無数にありますが、主な分類としては上記のようになります。

また、ストリートダンスはそれぞれ確立してきた時期によって「オールド・スクール」「ニュー・スクール」と分類され、ブレイキンやポッピンのような従来のストリートダンスをオールドスクール、ヒップホップやハウスのように最近確立したものがニュー・スクールとされます。
(日本ではこれに加えて80年代後半から90年代前半頃のものを「ミドル・スクール」と呼ぶことがあります)

ストリートダンスは基本的に自分の表現のための自由なダンスのため、ジャンルは上記にとどまらず次々と新しいものが派生してきているのが実際のところです。
また、それぞれの動きを別物としてではなく、色々なジャンルを取り入れて踊る事でより表現の幅が広がるなどのメリットがありますので、ストリートダンスを習うなら複数のジャンルを習っていくとより良いかもしれません。

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